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地域に助け合いの心“流通”/ボランティア通貨発行/岐阜市の市民グループ

 岐阜市のボランティアグループがボランティア
活動に対して支払う地域通貨のエコマネー
「岐阜エコマネー楽市」を発行し、今月から運用が
始まった。ボランティアに特化したエコマネーは、
県内では初めての運用といい、登録者は口コミで
広がりをみせている。

 「楽市」を発行しているのは、ボランティア
グループ「Gちゃんねる」(浅野真代表)の
岐阜エコマネー事務局。

 楽市はボランティアを通じ、ちょっとした困り事が
できた時に助け合える仲間を作り、異世代が地域での
コミュニケーションが図れる地域社会の構築を目指して発行。サービス提供に
対して時間を基準に価格を設定し、三十分=五百文(もん)、六十分=千文の
二種類の通貨を作った。通貨名は織田信長が開設した楽市楽座にちなみ楽市とし
デザインは同市のグラフィックデザイナー篠田芳彦さんに依頼した。

 利用者は、まず発行者の岐阜エコマネー事務局にメンバー登録する。
この際に住所、名前などのほかに自分が「してあげられること」と
「してほしいこと」を登録する。登録すると一人に五時間分の五千文を
無料で配布する。

 ボランティア内容をまとめたサービスメニューを作り、その中から利用者が
ボランティアに要した時間分を「楽市」で支払う。この際、楽市の裏面に
ボランティアの内容、受けた人、した人のサインを書き込む。五回分の
記入欄があり、一枚のうち最後のボランティアをして受け取った人は
事務局で新券二枚と交換できる。

 “貯金”が目的でなくボランティア活動が活発となるよう有効期限は
発行日から一年間にした。発行対象は同市内で、現在二十−四十代を
中心に約三十人が登録して おり、これまでに犬の散歩、パソコンの
操作指導、植木の作り方などのボランティアで運用されている。

 浅野代表は「エコマネーは使い手の間に信頼関係が築かれるため
流通するもので、値段が付けにくいボランティア活動に対し、人間関係の
潤滑油を果たすようにしたい」と話す。(写真)岐阜エコマネー楽市を
手にする浅野真代表=岐阜市内の事務局

《岐阜新聞9月19日付朝刊社会面》

 
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